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自分の才能の具体的な見つけ方を教えます

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ジャンプする人

あなたは自分の才能をしっかりと把握していますか?そうじゃないのなら是非この記事を最後まで読んでください。自分の才能ってけっこう見つけられていない人や実感できていない人って多いと思います。

今日は人間の才能やその見つけ方、そしてそれがわからないとどうなのか、わかるとどうなるかについてもお伝えします。

人間の才能について

私も昔は才能というものがよくわかっていませんでした。才能というと特定の選ばれた天才のような人しか持っていないものと考えていた頃を思い出します。

あなたは才能についてどう思っていますか?才能とは人間の特殊能力で、普通の人は持っていない能力と考えている人も多いでしょう。しかし私が考えている才能というものを言葉にするならこうです。

才能とは「その人の内に宿る個性」と考えています。それは一握りのスーパースターしか持っていない特殊能力ではなく、誰しもが何らかの形で持っている個性ということです。

才能を見つけることのメリット見つけれないことのデメリット

人間というものは自分らしく生きていないと決して幸せにはなれないと私は常に思っています。もちろん、少々自分らしさがなかったとしても、ある程度の自分が納得できる人生を送っていれば、それなりの幸せは感じることでしょう。

しかしそれはやはりそれなりのものですよね。

「人間なんて誰でも我慢して生きていますよ」「そんな好きなことして生活している人って稀でしょうに」そういった声も聞こえてきそうですが、私からいえば好きなことをしていない人生では逆に大変ですし、そっちの方がよほど難しいだろうと思います。

本当に充実感を感じ、自分の能力を最大限活かせている人というのは、輝きが全く違います。それはまさに才能を開花させているからなのですね。人間は才能を見つけないとどうなるのかというと、自分を上手に活かしきれませんのでストレスが溜まります。

もちろん収入も上がりません。無理して頑張った仕事は短期的には稼げますが、長期的には身が持たないので破綻します。それは楽しく生きられる才能を見出さないと仕事選びを間違うからです。

才能を見つけることは、ライフワークを発見することにも繋がるのです。自分の人生というものは、自分の内に秘められた才能を知り、それを育て邁進し成長させることで、より確かな幸福が手に入るのです。

あなたがもし自分が一体何をしたいのかわかっていないのであれば、才能を知ることが、人生を大きく変化させていく鍵になります。逆に才能が見つけられずに生きていくというのは、自分の力を100%発揮することはほぼ難しいです。

それはそうですよね。長距離が得意な人に短距離走のスプリーンターは不向きです。逆にスプリンターの人にマラソンは不向きです。これは筋肉の質の影響があります。

筋肉には速筋と遅筋という種類があり、速筋の割合が多い人は瞬発力が強く持久力が弱い。遅筋が多い人は瞬発力は弱いが持久力が強い。

このように特性を知らないとどれだけ取り組んでもうまくいきにくいのです。才能を発見することは、まさにこれに似たようなものです。自分という人間は本当は何をしたくて、どう生きていきたいのか明確にビシッと決まると人生という車輪はうまく回り出します。

自分をより生きやすくし自由な感覚を得るような気持ちで活動できるようになっていくことが才能を開花させているということです。あなたがもしまだそういう自分に目覚めていないのであれば、是非それをここで見つけてください。

自分の才能の見つけ方

自分の才能を見つける方法はそれほど難しくありません。心理の話からいえば、人間はおおよそ15歳くらいまでにパラダイムが決まります。パラダイムというのは元は科学用語ですが、この場合にわかりやすくいえば本人の考え方の傾向のことです。

アメリカの精神科医のエリック・バーンが提唱したものに交流分析というものがあります。これはわかりやすくいうと、人間が思春期までに自分の体験や感情から形成する性格的傾向のことです。

彼は交流分析という人間を分析するうえでわかりやすくした指標のようなものを作りました。それにより客観的にその人の性格や癖、本人が抱えている心の問題などをはかることができます。

別の言い方として『人生脚本』ともいわれるのですが、こうした脚本をあなたは15歳くらいまでに心の中で作っています。要はあなたが幼少期から培った経験によって決めた概念みたいなものです。

おおよそ思春期までに人は自分の人生の特性をある程度固めてしまうのですね。それはまだ白いキャンバスにベースとなる下地を作ってしまいようなものです。

ですからあなたの才能の見つけ方は、あなたの15歳くらいまでの生き方や信念みたいなもの、シンプルにいえば人生脚本を探ればおおよその才能の卵が見つかります。

では具体的に次の質問をするので、あなたは答えを書き出してみてください。

※ただしトラウマがある人やうつ病の状態、抑うつ状態の人は過去を振り返ることがマイナスに影響することがあるので、そういった方は安易にしないようにしてください。

  1. あなたは15歳くらいまでに家族や周囲の人から与えられて最も感動したことや感謝したこと、楽しかった思い出、大好きな物は何ですか?
  2. あなたは15歳くらいまでに家族や周囲の人から与えらずに最も寂しかったり辛かった思い出、欲しかったりした物は何ですか?

2つ、あるいは3つ程度探してみてください。ポジティブな体験でもいいですし、ネガティブな体験でもいいです。今でも思い出すとジーンとくる映画でもいいですし、自分の中で強く印象に残っているものでいいです。

ポジティブかネガティブかはどちらでもいいです。そのうちの強い傾向の要素があなたの才能に直結している可能性が高いです。特に幼少期の強い感情や記憶が人間のその後に与える影響というものが相当に強いといわれています。

与えられてとても嬉しかったことや楽しかった経験、忘れられない思い出、食事も忘れて没頭して楽しかったこと。逆に物凄く欲しかったのに手に入らなかった物や失ってしまったもの。

そういった欠乏感があなたに最も大きく影響していることもあり得ます。ネガティブな要素でもポジティブに活用すれば才能になります。

子供の頃にいつも腹ペコだったために料理人になった人や、貧乏で物が買えなかった思いが強くて投資家になった人、病期で入院して不安だった時に優しくサポートしてくれた看護師の対応に感動してナースになった人。

こういった経験や感情を大きく揺り動かされたものに人は影響を受けます。それが自分の幸福感、充実感、時に渇望となってそれを手に入れる方向へ向かうと心が心地よい躍動感を感じるものが才能に直結する場合が多いのです。

筆者の場合

因みに私でいえば、人から助けられた経験が非常に強く印象に残っています。子供の頃に近所で親とはぐれた経験があります。

私は近所で友達とボールで遊んでいたのですが、親は買い物へ行ってくると言って、そそくさと行ってしまいます。

その後、急に友達が用事があるから帰るといって去ってしまいます。何だか私はちょっと寂しくなり親を追いかけて遠くのスーパーマーケットへ行くことにします。しかし道に迷い迷子になってしまいました。6歳くらいの頃だったでしょうか。

子供にとって迷子は人生最大のピンチですよね^^;

特に私は活発な幼少期で、日曜日ともなると朝6時から外でどんどん遊ぶ子供で、当時はご近所づきあいが今ほど希薄じゃなかった時代で、全く知らない人の家に呼ばれて堂々と朝ごはんを食べる私に、母親が血相を変えて探しにきたような時代でした。

しかし意外に寂しがりでナイーブな面もしっかり持っていました。親は普段から友人とよく遊ぶ私に対して、子供をおいて買い物にいくのもそんなに心配していなかったようです。

迷子になった私が途方に暮れていると、目の前の家から出てきたおじさんが私を心配して声をかけてくれました。誘拐のことも考えるとこれは危険なシチュエーションに思う人もいるでしょうが、そのおじさんは私と一緒にスーパーまで歩いてついて行ってくれました。

スーパーの店内放送で私の親へ呼びかけをアナウンスするように店員さんに指示もしてくれましたが、親は買い物を済ませていたらしく、すでにここにはいないようです。仕方がないので、おじさんは私を連れて自宅まで歩いて送ってくれました。

私はおじさんに感謝を伝え、とはいえ念の為、自宅の場所は知られないように少し離れたところでお別れをしたのです。ここまでしてくれたおじさんい対してまだ警戒しているわたし^^;

自宅には母親はもう帰宅しており私を心配していました。私は自宅でそのまま待っていれば良かったのですが、まあ子供とはそんなものですね。

あの時の体験は非常に印象に残っています。他にも人からピンチを助けられた経験がいくつも私の中に出てきます。こういったこともあり、私は人を助ける仕事、困っている人を助けるような仕事に充実感を感じるようです。

ついつい街に出ても、困っている人を見ると声を変えてしまうんですよ。時々余計なお世話になってしまうこともあったかもしれませんが、何だか放っておけない性分なんですね。

私は人を助けて貢献感、充実感、そして人への思いを巡らして解決の提案をして喜ばれることがとても嬉しいのです。これはが私の承認欲求であり、それはそれでいいのだと感じています。

あなたにも何かしらの体験から自分の渇望するものや情熱を傾けられるものがあるはずです。もし見つからない場合は心に霧がかかっているかもしれません。私はこれをマインドミストと呼んでいますが、このマインドミストを取り払うことが必要かもしれません。

これは幼少期の生活環境によってかかってしまった不安や自信のなさや自己否定などの概念の霧です。そのお話はまた別の機会に。

まとめ

  • 才能は内に秘められている強い個性のようなもの
  • 才能は自分をより活かすことに繋がるので見つけたほうが良い
  • 自分の才能を見つける方法は15歳くらいまでの強い体験や感情を揺さぶった記憶にある
  • それはポジティブでもネガティブでもどちらでもよい

才能の見つけ方についてお話しました。自分がそれをやっていると楽しい、ワクワクする、集中できるといったことが才能に繋がっている場合が多いです。もしそれでもよくわからない、答えが見つからない場合は、マインドミストがかかっている可能性が高いです。

そういった場合は私にご相談ください。あなたのお話を聞けば大抵は才能を見つけてあげられると思います。

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  • この記事を書いた人

makoto

心理カウンセラー メタ認知、行動心理の専門家 生きづらさや悩みの解決をサポートしてます。 才能発見のカウンセリングや脳科学を活用した心理療法などを得意としています。 3カ月で回復することを目指し、これまで述べ2000人のカウンセリングに携わっています。 うつ病を含めカウンセリングの奏効率85パーセント 趣味:ドライブ、読書、カフェ巡り、アニメ、料理、瞑想

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