うつ病の症状
うつ病の症状の特徴は心と体の両方に出てくることが大半です。特に心の症状に関しては外からは判断することが難しいものです。患者さん自身が気づいていない問題も多く、この部分がうつ病の診断が非常に難しいとされる点です。
こころの症状
- 気分の落ち込み
- 憂鬱な気持ち
- 絶望感
- 悲しい気持ち
- 簡単な判断ができない
- 何もやる気が出ない
- 楽しむことができない
- 気持ちの切り替えができない
- 今まで好きだったこともできない
- 不安な気持ちが強い
- 生きる気力がない
こころの症状では気分が全くあがりません。いわいるテンションが低い状態が常に続く感じがします。常に重苦しい気持ちがつきまとい、人から話しかけられてもどこか上の空だったり、楽しい話をされてもとてもそんな話を聞く気もなかったり、とにかく気分が落ち込みます。
集中力もかなりなくなるので、作業をするのもおっくうになり、本を読むこともままならなくなります。重度にになってくると絶望感が強くなり、意味もなく涙が流れることもあります。
からだの症状
- 眠れない
- 何度も夜中に目を覚ます
- 眠りすぎる
- 全身がだるい
- 体が重い
- 疲れやすい
- 頭痛
- めまい
- 便秘
- 動悸がする
- 胃痛
- 冷や汗
- 息苦しさ
- 食欲不振
- 過食
- 月経不順
- 性欲の低下
- 食事が美味しくない
うつ病によって体に症状がでるものは人によって様々です。沢山症状がでたり、人によっては症状の数は少ないけど、苦痛が強かったりといろいろです。ただでさえうつ病の影響で抑うつ気分がひどいというのに、身体的な苦痛まで伴ってきて、どうにもならない状況に追い込まれることがあります。
余計に絶望感や希望を持てず、治療にも後ろ向きになってしまったり、身体的な苦痛の影響で精神もみだれ、周囲へ強く当たってしまったりすることもあります。
高齢者の症状
高齢のうつ病患者さんの場合、不安な気持ちが特に強くでる人がいます。またイライラ感が強いことも多いです。人によっては怒りっぽくなってしまい、親族とのトラブルを抱える場合もあります。
不眠、不安、イライラが重なる場合はうつ病に罹っている可能性もゼロではありませんので、注意が必要です。