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メンタルにも栄養が必要です。「ストローク」について解説します。

人間は、食事から栄養を摂っていますよね。

栄養を摂取しないと人は健康を維持できません。

 

実はメンタルにも栄養が必要なのです。

 

心だって栄養源があるから、やる気が出たり、感謝の気持ちが湧いたりして、活力が得られます。

心理学では心の栄養のことをストロークと呼びます。

 

心の栄養をもう少し具体的に説明すると「自己および他者の存在を認める働きかけ」となります。

ストロークの意味は、元々は「撫でる」とか「さする」というものです。

 

このストロークという心の栄養が不足すると、やる気が出なくなったり、寂しくなったり、ストレスが溜まったりしてしまうのです。

ここでは心の栄養ストロークの種類や効果的な摂取方法について解説していきます。

心の栄養ストロークは主に3種類

心の栄養とはどんなものかというと3種類あります。

 

1.言葉のストローク

挨拶やねぎらいの言葉、お礼の言葉をいただいたり、「頑張ってるね」と声をかけてもらったりすることも心の栄養になります。

言葉によるストロークが不足すると、自分の存在意義を感じにくくなってしまい元気が出なくなります。

 

身近な人との交流で挨拶がなかったり、家族と会話がなかったりしても、心のエネルギーが下がってしまいます。

言葉のストロークはとても大切なのです。

 

ご近所さんや、ショップの店員さんとも挨拶するだけでも、メンタルにはとても良いです。

言葉をかけてもらうことを待つのではなく、なるべくなら自分から積極的に言葉によるストロークを相手に提供していきましょう。

 

そうすることも自分を大切にする行為になり、自己肯定感や元気に繋がっていきます。

よほど人見知りでない場合は、まずは挨拶から心がけてみてください。

 

2.態度のストローク

ストロークは態度も含まれます。
笑顔でにっこり対応されると、誰でも嬉しいものですよね。

 

態度は心の栄養にとても効果的なのです。

会話の中の相槌も態度のストロークに含まれます。

 

うなずいて聞いてくれると、共感して聞いてもらっている感じがしますよね。

良い態度をいただくと人は元気が出るものです。

ということはあなたの態度も、相手に影響を与えています。

 

あなたは普段、どのような表情で過ごしていますか?

イライラして眉間にシワばかり寄せていませんか?
落ち込んでしょんぼりし続けていませんか?

 

そういった態度も相手に与えてしまうので、ご自身が普段どのようなストロークを相手に出しているのか?そこもチェックしておきましょう。

 

3.スキンシップのストローク

スキンシップも心の栄養になります。
「お仕事おつかれさま!」と言われて、肩をポンっと軽くタッチされると元気が出るものです。

 

 

日本人には習慣としては少ないですが、久しぶりに会った友人と、握手をすることも良いストロークです。

海外では家族や友人とハグする文化もあります。

あれも良質なスキンシップのストロークです。

 

人間は適度なスキンシップのストローク交換があると、心に良いと感じるようになっています。

良くない食事があるように、良くないストロークがある

ストロークには良くないものもあります。

先ほどの3つのストロークがありましたよね。

言葉、態度、スキンシップ。

 

この3つのストロークに、怒りや嫉妬などネガティブな感情がこもると、それはマイナスのストロークになってしまいます。

言葉で文句や相手を傷つけるようなストロークを出す場合が人間にはありますよね。

 

悪口ばかり言ったり、陰口も良くないですねー。

態度にもマイナスのストロークがあります。

不機嫌な顔をし続けたり、相手を睨みつけるという態度もマイナスのストロークです。

スキンシップのストロークで良くないのは、暴力など身体を使ったマイナスのストロークです。

 

これは最も人を傷づけてしまう良くないストロークの一つです。

このように、言葉、態度、スキンシップは、あくまで優しさを含めたエネルギーで発せられることが良い関係性を傷ていく上で重要なのです。

 

マイナスのストロークを与えてくる相手とは距離を取ること。

そして自分がマイナスのストロークを相手に与えていないかも注意しましょう。

 

マイナスのストロークを出すと必ずマイナスがやがて自分に返ってきます。

 

あなたにとって、苦手な人がいたらあえて、良いストロークを相手に提供してみましょう。

しばらくはそっけない相手だったとしても、そのうちあなたに対して良い反応を返すようになります。

 

これは返報性の法則といって、相手にしてもらったことは、同じ性質のものをお返ししたくなる心理が働くからです。

相手が出している波長に自分が合わせるのではなく、あなたの良い波長に相手に与えていきましょう。

心の栄養ストロークの3つの摂取方法

心の栄養ストロークの基礎はご理解いただけたと思います。

上記の説明で概ねご理解いただけたと思いますが、ストロークには3つの摂取方法があります。

 

1.相手からもらう

優しい相手から励ましてもらったり、労ってもらったり、相手からストロークをいただくのが一番わかりやすいストロークの摂取方法です。

 

2.自分で自分に与える

これは、意外にやっていない方は多いと思います。
ストロークというのは、自分で自分に与えることは心理的には最も心に良いとされています。


自分で自分をねぎらい、励ますのです。
自分の機嫌は自分で取る意味でも、自分に良いストロークを沢山注いであげてください。

 

「良く頑張ってるね」

 

「わたしはわたしよ」

 

「これもまた自分」

 

「さすがわたし!」

 

この様に自分に良いストロークを与えることを習慣にしている人ほど、うつ病が少なくメンタルの調子が良いことが研究でわかっています。

 

積極的に自分に良い声がけをしてあげください。

良いストロークを与えると、自分が傲慢になってしまうのではないかと思う方もいますが、そんなことはありません。

 

心の栄養ですから、不足すると不健康になってしまいます。

適度に栄養を摂取することに何の問題がありましょうか。


良いストロークはどんどん活用していきましょう。

ただ間違ってもマイナスのストロークを自分にも相手にも与えないように気をつけてくださいね。

 

3.相手に与える

良いストロークは積極的に、他者へ与えてください。

誰かを励ましたり、労ったり、応援したりすると、実は自分自身にもストロークを与えている感覚に脳はなります。

 

もちろん、フリをするのではなく、心からのストロークを相手に提供しましょう。

相手に先に与えることは、実はとても良いことです。

それは必ず自分に戻ってきます。

 

メンタルの調子が良い人、運気の良い人、なぜか人から好かれていく人も、良いストロークを何らかの形で提供している人です。

まとめ

 

心の栄養ストロークに3つある

  1. 言葉
  2. 態度
  3. スキンシップ
  • マイナスのストロークに要注意
  • 悪口、嫌な顔、睨む、暴力等々

ストロークの摂取方法は主に3つ

  1. 相手から頂く
  2. 自分で自分に与える
  3. 相手に与える

ぜひストロークという概念を落とし込んでみてください。
この概念がきっちりインプットできると、生活の中で相手のこと、自分のことをより理解していくことができ、コミュニケーションマスターになっていけます。

 

自己肯定感が低い状態の方や、人間関係を良くしていきたい方には必要な知識ではないでしょうか。

心理学を学ぶことは、より良い人生にしていく大きな力になります。

 

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