うつ病

うつ病の根本原因に配偶者や恋人は直接関係がない理由

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うつ病の原因について人間関係や配偶者などについて気になっている人も多いと思います。今日は配偶者や恋人(パートナー)との関係がうつの根本的な原因とはならない理由などについてお話します。

うつ病は配偶者や恋人との人間関係が根本原因にはなりえない理由

どうしても、うつ病を患ってしまうと人間関係に原因を求めてしまうのは無理もありません。心のトラブルの大半は人間関係にあると感じている人が大半ですし、一般的にもそういわれていますから。

しかし、私はそれに対してははっきりと異論を言いたいのです。確かに会社の人間関係や配偶者との喧嘩やトラブルが元でうつ病を発症してしまったとすれば、その原因はやはり人間関係と思うのがごく自然なことです。

しかし、問題の根源はもっと奥深くに隠れているのです。配偶者とのトラブルや仕事上の人間関係のトラブルなどは、それを一言で集約すると『ストレス』と言い替えることができます。

うつ病の原因として挙げられるそれらのストレス。しかしこれはうつ病の原因ではなく、単なるきっかけに過ぎないのです。きっかけはあくまできっかけに過ぎません。原因ではないのです。

同じ様な環境でも、うつ病になる人とならない人がいます。

うつ病の根本的な原因は、本人が子供の頃に親や社会から植え付けられてきた間違った考え方や感じ方、そして在り方などに問題があります。ここが大半の問題の根っこです。(特殊な遺伝、脳疾患など一部例外あり)

何度もこのサイトでもお伝えしている通り、うつ病になってしまったこと自体はうつ病の患者さん本人の責任ではありません。そうなってしまうに足る家庭環境で育ってしまったことが大半の根本原因です。

大抵のうつ病患者さんは、心にトラウマがあったり、自分にひどく自信が持てなかったり、自分のことが嫌いであったりします。自分のことが大好きで、自信満々で意見をズバズバと言える人でうつ病になる人はごく稀です。

もちろん例外は何事にもあるものですが、いくら見るからに明朗快活で元気に見える人でも、いざ一人になると強い孤独や深い悩み、そして自己嫌悪におちいっていたりする人もいます。誰でも露骨に自分の弱さを見せる人は少ないですから。

だから傍から見てもわからないものなのです。人に自分の弱さをとことんまでに出せてしまう人であれば、はっきり言ってうつ病にはまずならないです。

人に弱さを見せられず、迷惑を何としてもかけたくない、そして忍耐強く更に自分のことが好きではない人がうつ病になりやすいのです。

ですから配偶者や恋人、仕事上の人間関係でうつ病が出ることはあっても、そこが根本原因でないので、しっかり問題の根っこを探っていかない限りはそう簡単にはうつ病は回復していかないのです。

病院でいくらお薬を処方されても、再び同じような体験、環境、同じ様な考え方、これまでと同じ生き方をしていればかなりの確率で再発をしてしまうのです。

ドクターもその点をしっかりケアしてくれればいいのですが、病院では時間、診療費の問題があり、なかなかそこまで親身に患者の話を聞いてくれるところは少ないのが現実です。

そういった理由がり、うつ病の根本原因に配偶者や人間関係は直接関係がないのです。もし関係があればみんな簡単にうつ病になってしまいます。あなたがもしうつ病なら、そうなってしまったのは幼少期に原因があり、あなたはとにかく我慢強く、人の気持ちを察し、空気を必要以上に読んでしまうのでしょう。

敏感力が研ぎ澄まされており、鈍感力が鈍くなっています。人間は敏感な部分と鈍感な部分のバランスが取れていないと不調をきたします。

うつ病が良くなった人は何が違うのか

先程、うつ病になりやすい人は「人に弱さを見せられず、迷惑を何としてもかけたくない、そして忍耐強く更に自分のことが好きではない人がうつ病になりやすい」とお話しました。ということは良くなるには基本的にこの逆ができればいいということになります。

人に弱さを見せて、迷惑をかけて、忍耐強くない状態です。もっと正確にお伝えすれば、自分の長所と短所を見極め、人にかけても良い迷惑を見極め、我慢する必要のないことまで我慢しないと見極める、ということができます。

そう、見極めができるかどうかが大切ということです。自分を見極めるということは、自分の本心、自分の特徴、自分の本当の気持ちを知っていないと見極められていないといことになると思います。

そこには自己を客観視する能力を高めること、そして自分を好きになることが必要なのです。そこにうつ病がよくなる鍵があります。

そういったことができるようになるために、そしてうつ病が良くなっていった人には以下のような傾向がよくあります。

  • 脳をしっかり休めた人
  • 自分の考えの癖を修正した人
  • 開き直った人
  • 嫌なことははっきりと断ることができるようになった人
  • 頑張らなくていいんだと気づいた人
  • 今の自分でも別に良いのだと気づいた人
  • 無理をしないことを許した人
  • 友人知人や生活環境を大きく変えた人

基本的にうつ病が良くなるには脳疲労の回復と自分の思考の癖を変えることが大切です。常に脳をマイナスの考えにフル回転させている人が多いので短期的には余計なことを考えない環境づくりが大切です。

また自己否定が強く、自尊心が傷ついている場合が大半なので、その思い込みを改善し、脳の思考パターンンを今までとは違うパターンに言語、行動ともに書き換えていくことが重要です。

配偶者、家族など周囲の人達の理解もできればあるといいです。周囲がそのことに理解が足りないと、心が弱いからとか、甘えているといった勘違いをし、コミュニケーションも失敗しがちになります。

周囲の人たちの人間性が良くない場合は、離れることが必要です。自分にとって有害な人たちから離れることによって、うつ病が急速に良くなった人が沢山います。人生を変えたければ友達を変えろとコンサルタントの大前研一さんが言っていましたが、これはうつ病の観点からしてもとても大事な要素です。

少なくとも、ストレスをかけてくる人、プレッシャーしかかけてこない人、あなたを利用することしかしない人からは距離をおくことは必要です。

しかし自分の配偶者や周囲の人が有害であるのなら距離をおくことは自分の身を護るために大切な行動ですし、その権利があります。それに関しては勇気が必要なこともあるでしょう。

気持ち的にとてもそんなことはできないという場合は、専門的なセラピーやカウンセリングが必要な状態の可能性が高いと感じます。

まとめ

  • うつ病のきっかけは配偶者や人間関係であっても、根本原因は本人の生育に関係している
  • うつ病が良くなった人の多くは脳を安め、自分らしさを取り戻した人が大半である
  • 有害な人物とは、自分から離れることが有益

うつ病を回復させていくには、周囲の一定の理解も必要ですが、何よりご自身の思考パターンを変え、可能であれば思い切って環境を変えてしまうと早く良くなることが多いです。

環境が変わると、面倒な人がいなくなり脳を休めることができます。人間関係が面倒なら、一旦距離をとることをお勧めします。その方が脳が疲れません。

そして、それに対応できるようになるための脳トレといいますか、思考パターンを変えていく専門的なスキルを身につけることがうつ病を脱するのにとても有効です。

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