
あなたは人の目が気になりますか?誰しも生活の中で気にすることってありますよね。この服装って恥ずかしくないかな?こんなこと言って恥をかかないだろうか?いわいる羞恥心というものが人にはあります。
それは必要なものなのですが、しかし度が過ぎて人の目が気になりすぎると生活しにくくなりますよね。実は今日お話することは、すべて私も経験済みです^^; それだけにあなたの気持ちもよくわかります。
今日は人の目が気になる心理的理由とその解決方法をお話します。
目次
人の目が気になる理由
実は自分のことを大切に思えないことが根本原因
人の目が気になる!というのは文字通りの解釈でいうと、他人が気になるということですよね。でもその本質は逆です。実は自分が人からどう見られているのかを一番気にしているわけですから、人目を気にするほどに、自分を気にしているというのが正解です。
人目が気にならない人は、自分もあまり気になりません。自分のことを気にしていないのですから、他人の顔色を伺うことはあまりないのですね。
結論的にはどうしてそのようになるのかというと自己肯定感が低いからというのが結論です。人の目が気になる人は、基本的に自己肯定ができていません。あなたは自分のことが好きですか?
おそらく好きとは言えないのではないでしょうか。自己肯定感とは自分のことを大事にする気持ちです。おそらくそれは幼少期からの家庭環境が良くなかったために、そのようになっているはずです。
あなたの責任ではありません。基本的には自分を大事にすることができないと、他人の目が気になりますし、自分のことを気にしなくなれないのです。
このことが問題の一番の原因なのです。自己肯定感について説明をし始めると本が一冊簡単に書けてしまうほどの情報になりますので、ここでは少しかいつまんではいますが、ポイントをおさえ、一部抜粋した内容でお伝えします。
1.自分らしさを出せていない
一つの大きな原因とていはは自己肯定感が低いことがあるのですが、もう少し噛み砕いていうと自分らしさを出せていないともいえます。
今の自分を受けれていない、今の自分でいいのだという在り方がないから、人目が気になる。今の等身大の自分で別に良いんだ!人にとやかく言われるいわれはない!という気持ちがあれば、あまり人目は気になりません。
あなたも時折次のような人を見かけることがありませんか?ものすごく独特で奇抜な格好をしている人や、表現は悪いかもしれませんが、身だしなみのひどい人が街を歩いていたり、スーパーマーケットに買い物に来ていたりする光景を。
人からしたら、「すごい度胸だなーあの人」とか「うわーあの格好は私にはできないわー」なんて思う人もいるかもしれません。でも当の本人は全く気にせず楽しそうにしている様子。
つまりああいう人は自分は自分、他人は他人といった線引ができていて、自分らしく生きていきたい!って信念があるが多い、もしくは信念どころか、全く何も考えていない人もいるとは思いますが^^;
いずれにせよ、自分を気にしてないから人も気にしていないのは確かです。
私はそういう人を見た時は、驚くよりも、その人が個性的で自分らしい姿がそれなら、それは素晴らしいなーって思います。あなたもそうなることができます。
2.ミスを何より恐れている
自己肯定ができないためにミスを恐れる人もいます。ある意味、恐怖症というかトラウマ的な要素があり、失敗を恐れてしまうんですよね。
人間なんてミスをする生き物です。共通の人間性ともいいますが、人も自分もそんなもんって思えていれば楽なのですが、仕事で失敗すると人から批判されて嫌われるのではないかと思ったり、見捨てられるのではないかと考えたりして焦る。
更にはそんな思いが巡り続けると、自分は誰の役にも立たない人間なんじゃないかといった自己否定や不安が強くなる。
そういった人も人の目がやたらと気になってしまいます。ミスをやたらと恐れる人には次のことも関連があります。
3.完璧症
完璧症の人も人の目を気にする傾向の人が多いです。何事も100点をとって当たり前であり、それができていないと恥ずかしいといった考えを持っています。理想が物凄く高く、恥の概念が非常に強い人です。
完璧主義は減点方式の生き方です。スタートが100点からなので、自分の理想から外れると自己評価を減点していきます。永遠に自分を満足させることはできません。
それがあるから、人目を必要以上に気にしているために、嘘でも帳尻を合わせるために成績を誤魔化したり、わかっていないことでもわかっていると返答したりする人もなかにはいます。
極稀にですが、今度はその帳尻合わせの嘘や誤魔化しがばれないようにするために奔走して疲れていまい、「自分は何をやっているんだろう…」とまた自己否定を繰り返してしまう人もいます。
そう自分で気づいておらず、潜在意識にそれを刷り込んでしまっている人もいます。
4.ルールに厳しい人
これも完璧症と類似するのですが、ルールに厳しい人も、人の目がやたらと気になります。特に人の行動を見て怒りを持つタイプに多いです。
「自分が我慢しているのだから、あなたも我慢しなよ。」といった具合です。特にモラルやルールに厳しい人で、自分もしたくないのにルールだからと我慢しているタイプの人に多いですね。
まるで監視者のように周囲を警戒します。こういうケースの人の場合は、自分らしく生きておらず自分は自分、人は人という意識が希薄になっています。
ストレスや対人関係の悩みを抱えていたり、人生の難しさなどを感じている場合が多いです。ルール違反に関しては人一倍厳しい人に多いのですね。
このタイプは人の目を気にして怯えるタイプではなく、怒りを吐き出すタイプです。それはそれで人間くさいともとれますが、周囲が傷つき自分も傷つきます。
自己肯定ができていれば、このような気持ちになることもなくなります。
これらは全て自己肯定感が低いことが主な原因
人の目が気になる人はほぼ全て、自己を肯定する気持ちが低いことが根本的な原因にあります。今の自分で良いと思える気持ちがあれば、人目はほとんど気になりません。
そして自分の生き方に納得がいっていない人です。4のルールに厳しい人は、何事も周囲のせいにしがちです。自分のエゴで力ずくで周りを変えようと思っている傾向がありますので、特に人間関係で衝突が起こり安いのが特徴です。
現実を変えたければ自分の思考と行動を変えることが最も大切なポイントです。そして相手を変えたければ自分が変わることが早いですし、その影響を受けて相手の対応も不思議と変化していきます。
とっいってもそれなりに学ばないと今すぐ簡単にはいかないものですが、でも学べば人は大きく変化する力を秘めています。ただそのやり方を知らないんですよ。
ではどうすればよいのか?解決方法
本来は私のような専門家とタッグを組んで取り組んだほうが確実なのですが、自力でやっていくコツとしてはポイントがあります。
まず自己評価が著しく低い人は、何をやっても自己否定の心がつきまとうので納得いく感覚は得られにくいです。そして完璧主義のため満足することは永遠にありません。その場合は、そこまで低くなってしまった自己肯定感を回復することが優先になります。
それについては専門的、かつ長くなるので参考にこちらの記事も読んでみてください。まずは自己肯定感を高める作業が必要です。全てではありませんが、一部考え方をご紹介しています。まずはこちらを読んでください。
自己否定の気持ちがそこまで強くない人の場合は以下も参考になります。
1.自信をつけていく(自己効力感)
ここからは、自己肯定がある程度できる人前提での話になります。
そこまでは自己否定が強くないのであれば、手っ取り早い方法としては、開き直りですがそれができたら苦労はしませんよね^^;
できたら嫌われたくない自分を嫌われてもいい自分に変えてほしいのですが、ではどうすればいいのか?それは、あなたは自信がなかったり、人に嫌われたくないとおもっていたりするのですから、その逆を行けば良いのです。
どうなれば自分に自信を持つことができるのか、どうすれば人に嫌われても良いと思えるのかを考え具体的に行動することが必要です。
考え方としては、スキルを高めることで自分に自信が持てるのであれば、その技術力を高める努力をしましょう。確かな技術は自信に繋がります。要は実力をつけましょうということです。
いわいる『できる自分』になるのです。実力が伴えば、少なくとも自信は自然と身につきます。そのコツコツをすっ飛ばそうとしないで地道にストイックにやる必要がありますが、そういった努力はしっかりと確かな自信に繋がります。
こういった一つの物事を達成し、その分野で得られる自信や感覚を自己効力感といいます。自己肯定感が礎となっていれば、自己効力感を増やすことでより強固な自信がついていきます。
あくまで自己肯定感がベースにあることが前提です。そうでないと、いくらスキルアップで自信をつけても、その分野での満足感が中心となり、人生全般を包み込むような自信、安心感には繋がりません。
2.課題を切り分ける習慣
あなたは相手の課題と自分の課題との切り分けができていない可能性があります。あなたが何か発言をした場合に、相手を怒らせないかビクビクしていたりしませんか?そこまでいかなくてもやたらと気にしているはずです。
それは課題の切り分けができていません。あなたは自分の主張をする。それに対して相手がどう思い、どう考えるかは相手の課題です。あなたが考える話ではありません。そう思いませんか?ちょっと無理?
いきなりは難しいとは思いますが、そこをしっかりと意識付けする必要があるんですよね。常に、それは相手の課題かどうかを意識してください。あなたが考えることではないのに、ついつい嫌われたくないから先回りしてあなたは気を使っていますよね。
これは本当に習慣づける必要がありますし、それで別にいいんだって思えるようになることも大切です。ちょっとくどい言い方ですが、これは考え方の習慣です。日本人は忖度精神が強すぎて、ちょっとやり過ぎています。気を使いすぎなんです。
英語圏だったらここまで気を使うなんてことはあまり見受けられませんので、まさに日本的といえます。日本語という言語の問題も少なからずあるかもしれません。
いわいるNOと言えない人ほど人の目が気になるのです。もしあなたが断ることで、場の空気がまずくなるのであれば、それはあなたにふさわしい人たちや、ふさわしい場所ではないかもしれません。
あなたが変わる必要があるサイン、あるいはもっとあなたを受け入れてくれる良い環境に移り、あなたがステップアップするためのサインなのかもしれませんよ。
3.自分のしたいことに気づく
自分のしたいことに気づくこともとても大切です。これに気づいていないがために人生をさまよっている人がいます。
あなたが本当にしたいことを今実行しているのかというとどうですか?おそらく人目を気にしているために、自分のしたい生き方をしてないことがおおよそ私には想像がつきます。根本的にあなたは自分らしく生きていないのです。
人間もっとはじけちゃっていいんですよ。(*^^*)
それには自分らしさをまず知ることが大切です。それはあなたに秘められている才能を知ることであり、それに対して必要な技術も必要です。あなたには間違いなく何らかの才能があります。あなたがそれに気づいていないだけです。
自分の才能を見つけられた人は幸福感が圧倒的に高いのです。人の目も気になりませんし、自分は自分、人は人という考え方が確立しています。
自分の才能を探してみましょう。ここでいう才能はスーパーマンのような特殊能力のことではなく、ある意味個性でありあなたの特性です。あなたらしさを形作る大事な要因です。この才能が大切なポイントです。
ここに氣づいた人は自分の人生を楽しく充実したものにすることが容易になっていきます。自分のしたいこと、得意な傾向がわかっていれば方向性が決めやすいですよね。
しかしここに気づけないと自分の心がなかなかついていかず、どこか不完全燃焼のような気持ちになりがちなのです。それはまさにマインドミスト(心の霧)がかかった状態ともいえます。
自己肯定感が高まると、自分も他者も気にしないようになるのですが、別の言い方でいえば、自分のやることに夢中になります。あなたも自分のやりたいことに夢中になりたいと思いませんか?
これについては次の記事が参考になります。難しい場合は是非ご相談ください。あなたの才能ややる気を発掘いたします!