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うつ病で休職期間はどれくらい必要か?休職期間中はどうすればいい?最も優先すること!

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うつ病の治療に専念しようとして会社をやむを得ず休職する場合、どれくらいの期間が必要なのかといった疑問をお持ちの方がいらっしゃいます。

今日はうつ病に関する休職期間についてお答えします。

うつ病での休職期間はどれくらい必要なのか?

休職期間の基本は最低3ヶ月といわれているが…

一般的には最低でも3ヶ月は休職する必要があるといわれています。これは最低それくらい休まないと、直ぐに復職してもまたあっという間に再発してしまうからです。

うつ病で休職をする規定のようなものは就業規則的に明確になっていない企業が多いようです。

ただ包み隠さず正直にあなたにお答えするならば、休職期間はうつ病が良くなり出社可能になり医師からGOサインが出るまでというのが正解です。

残念ながら具体的にどらくいの期間が必要なのかを、日数で示すことはできません。あなたがもし患者さんとすれば、責任感も非常にお有りだと思うので、できるだけ早く復帰をしたいとお考えなのは非常によく理解できますが、うつ病の場合、回復するまでにはあまりにも個人差がありすぎます。

ですので、期間としては休職期間3ヶ月という人もいますし、半年という人もいます。うつ病で社会復帰が早かった人の場合は、しっかり休職期間中に心を休めることができた人に多いと私は感じています。

ですから、あなたもあまり期限を気にするのではなく、しっかりと休養をし回復するために必要なことに集中することをお勧めします。結果的にそれが復職を早めることに繋がります。急がば回れの精神ですね。

目的を復職にするのではなく、うつ病から回復し健康になることを目標にしてください。あくまで休職は健康を取り戻すためのものです。そこを間違えないようにしましょう。

  • うつ病の回復までの期間には個人差がある
  • 期間の目標を設定しては焦りを生むので逆効果
  • 休職は健康を回復するための期間である

うつ病で仕事ができないと限界を感じている人へ

休職期間中に何をすればよいのか?

当然休職期間中には治療、休養をしっかり取りましょう。基本的にはお医者さんの指示に従っての治療となります。ただ個人的にも強くおすすめしたいのは、まずは仕事のことから開放されてしっかり休むことをして欲しいと思います。

あなたがもし仕事の環境が影響してうつ病になったとしたら、まずは疲れた心と体を休めることが先決です。責任感の強いあなたのことですから、きっと休職し始めからもう仕事のことや、自分が休んでいる間の仕事の段取り、同僚たちへの心配、復職後の心配事を考えてしまっているかもしれません。

それでは休職の意味がなくなってしまいます。まずは脳を休めて凝り固まってしまった心を開放することが必要です。

うつ病の人の思考の癖や回数

私のクライエントさんでも非常に多いのですが、うつ病の人は1日中、嫌な人間関係やマイナスのことを考え続けている傾向があります。

思考回数はきっと常人よりも遥かに多いことでしょう。一般的に健康な人の場合、1日に物事を考える試行回数は約6万回といわれています。うつ病の人はその6万回の思考の大半をネガティブなことに使っている可能性が圧倒的に高いです。

人によっては6万回をはるかに超えてネガティブな感情を頭の中で繰り返している人もいると思います。あなたはどうでしょうか?物思いにふけるときに、うつむき加減になって過去のことばかりを考えていませんか?

無意識に自分を責めていませんか?おそらく責めていますよ自分を。ご飯を食べたあと、お風呂に入ったあとなどにどんよりとした気持ちになっていませんか?だとすると無意識に自分のことを責めていたり、マイナスの感情に浸っていた可能性が高いです。

それは自分で自分に呪いをかけていることになります。うつ病の休職期間にはしっかりと脳を安め、そういったマイナスの感情や過去の出来事を思い出す思考パターンを止める期間なのです。それが復職の大きな鍵になります。

漠然とうつ病を脳の病気とだけ捉える考え方は、私は良くないと思っています。もちろん、遺伝的な要因や脳機能の直接的なトラブルでうつ病になってしまった場合は別ですが、大半のうつ病の方は間違いないくメンタルが影響して病期を発症しています。

ですので、まずは会社といういわばあなたにとって戦場であった場所から、あなたは退避をした、もしくはこれからするわけですので、退避した場所を自分の癒やしの空間にしていくことが大切です。

企業人の場合であってもそうでなくても、心の安全地帯をつくることがうつ病から回復するには必要です。あなたにとってゆったりと時間を過ごせるオアシスのような環境を心と実際の部屋に作りましょう。

  • 休職期間はまずはしっかりと休養をする
  • 人間は1日6万回思考するといわれている
  • 思考パターンを仕事の脳から安らぎの脳へと作り変える

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まとめ

うつ病の問題点はただ休めば治るというものではありませんがまずは休むことが最優先です。そして自分の中にある隠れた心の癖を確認し、改善していくトレーニングが必要不可欠です。

その改善なしにただ休養をしてもまた再発してしまいます。病院ではそこを重点的には取り組んではくれません。

薬漬けになって、一向にうつ病が良くならない人を私は沢山見てきました。その点が現代のうつ病治療の大きな課題となっています。また企業側のうつ病に対する認識も本当に足りないと実感しています。

私ももっと企業サイドにも啓蒙活動を推進していかなくてはと強く感じています。

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  • この記事を書いた人

makoto

心理カウンセラー メタ認知、行動心理の専門家 生きづらさや悩みの解決をサポートしてます。 才能発見のカウンセリングや脳科学を活用した心理療法などを得意としています。 3カ月で回復することを目指し、これまで述べ2000人のカウンセリングに携わっています。 うつ病を含めカウンセリングの奏効率85パーセント 趣味:ドライブ、読書、カフェ巡り、アニメ、料理、瞑想

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