うつ病

うつ病の恋人への適切な接し方

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うつ病の恋人がいらっしゃる方も多いと思います。あなたの大切なパートナーがうつ病になってしまった場合、どのように接していけば良いのか、今日はお話したいと思います。

接し方には大事なポイントがいくつかあり、そこをしっかりと踏まえておくことで相手にとって良い方向へ導いてあげることができる可能性が高まります。

うつ病の恋人への接し方の大事なポイント

うつ病という病気への理解を深める

恋人がうつ病を患っておられるのはとてもパートナーとしても心配ですよね。うつ病はとにかく周囲には理解されにくい病気です。

うつ病の状態というのは、うつ病になった人でないとどうにも理解するのが難しいものなので、ある程度想像して患者さん本人が置かれている状況をまず把握することが必要です。

人によって症状や感情面でも大きな個人差がありますが、うつ病への理解を深めていくことが有効です。

あなたもこれまでネットや書籍などでもうつ病について調べられているかもしれませんが、ここでもう一度おさらいをしておきましょう。

うつ病の症状(肉体面)

  • 体が鉛のようにだるい
  • 頭痛
  • めまい
  • 疲れ
  • ひどい肩こり
  • 耳鳴り
  • 過食
  • 拒食
  • 関節や筋肉の痛み
  • 吐き気
  • 不眠
  • 過眠
  • 不整脈

こういった症状を持っている人がとても多いのがうつ病の特徴です。ただうつ病がこれらの症状の原因になっているというよりも、脳や精神と肉体との密接な神経的な影響があるために、不快な症状が発生している可能性が高いと私は考えます。

そしてもう一つ精神面の状態も見過ごすことはできません。

うつ病の症状(精神面)

  • ひどい落ち込み
  • 強い不安や恐怖を感じる
  • やる気がでない
  • 悲しい気持ちがある
  • 辛いと感じる
  • 楽しいことを楽しめない
  • 嬉しいことを喜べない
  • 自分ばかりを責める
  • 強い絶望感
  • 音に非常に敏感
  • 無感情

こういった気持ちを感じている人がうつ病の患者さんには多いのです。特に自分を責める人ややる気がでないという人が非常に多く、悪化していくにつれて無力感が増していきます。

あまりに無力感が強くなってくると、外出もできなくなってしまい、やがては寝たきりとなる人もいらっしゃいます。

そうなる前に早めに専門家へ相談してください。

うつ病の恋人への接し方

1.相手の話をまずはしっかり聞き受け止める

うつ病の恋人に対して、あなたはどう接すれば良いのかということですが、以前にもこのブログでもお伝えしていることなのですが、ご家族や恋人の接し方の基本は相手の話をよく聞いてあげることです。

特にうつ病の患者さんが女性で、パートナーが男性の場合に多いのですが、女性からの訴えや質問に対して、男性側がいきなり答えをストレートに話してしまう人がいます。

相手としては、実は答えよりもパートナーや家族の理解や愛情だったり、安心が欲しかったりする場合があります。

もちろん、適切な答えや行動を促しあげるのは間違いではないのですが、まずは相手の話をしっかりと傾聴して受け止めて上げることが最もうつ病患者さんにとっては不安が軽くなることなのです。

恋人があなたのアドバイスを一切聞こうとしない場合も多々あるでしょう。その場合は、無理に相手に近付こうとするのではなく、適切な距離で寄り添って話を聞いてあげるだけで良いです。

ここではまずは「答えを急がない」「話を聞くだけで良い」と覚えておきましょう。

無理に現状を打開したいがために、強引に自分のペースを相手に押し付けないように気をつけましょう。

人にはその人なりの時間が必要です。うつ病の場合、しっかりと休息をとり、脳の疲労をできるだけ回復させることが先決です。

2.自分の愛情をしっかりと伝える

あなたに恋人への愛情があるのであれば、抱きしめてあげたり、それをしっかり伝えておくことは良いことです。うつ病患者さんの中には常に不安や孤独との葛藤を持っている人がいます。

あなたは基本的に心情的には受け身のスタンスとなりますが、寄り添ってあげる想いで愛情を持って接してください。

3.相手に引きずられないような意識を持つ

うつ病の患者さんと長く接している人のなかには、相手に引きずられて、自分までうつ病になってしまう人も決して珍しくありません。

その理由は、相手に強く感情移入してしまったり、相手の行動に振り回されてしまいストレスが溜まってしまった結果、うつ病を発症してしまう場合があります。

そうなってしまうと、共倒れになってしまいます。

自分一人で恋人をどうにかしようとしないようにしてください。一人で抱え込むというのは良い結果は生みません。専門的なカウンセリング技術がない限りはそうそう自分のセルフコントロールはできるものではありません。

専門家へ相談をして、今置かれている状況を説明し、ある意味チームで解決していく方が患者さんにとっても良いです。

相手の気持ちを考えると、辛いのはよくわかります。しかし自分は自分、相手は相手といった区別は必要です。あなたにはあなたの生活もあります。

自分で負担を背負い込むのではなく、専門家などに負担もシェアして改善していく意識を持ってください。

相手が攻撃的な場合はアダルトチルドレンの傾向が強い

うつ病の患者さんの場合、大半がアダルトチルドレンの傾向が強いと私は考えています。

アダルトチルドレンに関しての詳細は後でこちらの記事を参考にしてください。

うつ病の原因とアダルトチルドレンの関係

 

特に家族や恋人に対して、攻撃的な態度をされる場合は、うつ病という前にアダルトチルドレンの傾向が強いでしょう。

そうなると、いくら病院でうつ病の治療だけをしても、アダルトチルドレンに対するカウセリングをしない限り永遠に治らない可能性すらあり得ます。

特に長い闘病で薬が効かない人はその可能性があります。

通常のうつ病であれば、抑うつ傾向がとても強く、自分を責めてばかりの人が大半です。もちろん例外は常にあるのですが、傾向としてはそうです。

患者さんが自分のことを棚に上げて、相手の責任ばかりを追求する傾向や強烈な孤独感、嘘ばかりつく虚言が見られる場合は、うつ症状よりもアダルトチルドレンの症状が強いので、専門的なカウンセリングを受けていくことが肝要です。

攻撃的な傾向が強い場合、周囲がどう接しても対応は難しいと思います。とはいえ、スタンスは常に傾聴です。パートナーから攻撃的な意見や態度をとられている場合は、アダルトチルドレンの割合が強い可能性があることを覚えておいてください。

ただ、それではただただ周囲も辛いと思います。やはり専門家へのアプローチを活用することをお勧めします。しっかりカウンセリングして本人のメンタリティを改善していくことで、すっかり別人の様に変化するクライエントさんも珍しくありません。

まとめ

  • うつ病の恋人へ接し方は傾聴が有効である
  • うつ病のへの理解(症状や精神面)を深める
  • あなた自身が引きずられないように気をつける
  • 攻撃性が強い場合はアダルトチルドレンの症状が強い
  • 一人で抱え込まず、専門家を活用する

うつ病の回復は早い段階で適切なケアをすることが重要です。

本人の今置かれている状況を論理的に理解する客観力を早い段階で身につけることが必要であり、疲れを癒やし、脳内ホルモンのバランス、自律神経のバランス、そして本人の生きがいや楽しみなどが安定し増えてくることによって、大きく症状が緩和されることは私の経験からも多く見てきました。

例外はありますが、諦めずにまずはご自身でできることから始めてください。

難しいことをしようとするのはやめて、そういう場合は専門家へご相談ください。

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