うつ病

うつ病は薬なしで克服可能かどうかはケースバイケース。その理由とは?

更新日:

薬

うつ病は薬なしで克服することは可能なのか?そういう疑問をお持ちの人も多いと思います。しかし日本の病院では、うつ病に対して薬をつかった薬物療法が主体的です。

実際のところ薬は必要なのでしょうか、不要なのでしょうか。今日はうつ病治療に薬なしでも克服は可能かどうかについてフォーカスします。

うつ病は薬を使わないで克服できるものなのか?

実際、うつ病治療には薬の治療は必須と医者はいいます。たしかにうつ病治療を行う病院では投薬の治療が主体的に行われています。うつ病の克服に薬なしでも大丈夫かどうかというと、これは一概に使わないでいいとはいえません。

あくまで患者さんのケースバイケースといえます。うつ病の診断は難しく、治療もとても難しいものです。それは明確な病巣のようなものが気分障害であるうつ病に関しては見えないためです。

精神科で、うつ病かどうかの診断には一定の診断基準があります。それはアメリカ精神医学会の診断統計マニュアルのDSMややWHOの疾病分類などのICDなどを元に診断されます。これにより、これまでのうつ病の診断の基準が大きく変わりました。

ただこの診断方法は表面的な症状からの診断が主といわれています。それゆえに診断基準の均一化はできても、どこまでのうつ病なのかを深く掘り下げる診断とはなっていないようです。

あくまで個人的に思うことですが、どうも医者の診断が人によってばらつきがあるような気がします。それは私のクライエントさん達からの情報でも理解できます。

あるクライエントの方は、うつ病が改善しないので、病院を変えてみたところ、全く違う薬に調整されてしまったそうです。あるいは、薬の量がやたらと増えてしまった人や、ドクターから「こんな薬を飲んでは駄目だよ」とまで言われてしまった人もいます。

いずれも、うつ病の診断に違いはなさそうなのですが、やはり治療方針に関してはドクターの判断はまちまちのようです。どうも一概にこの薬の組みあわせがベストと明確なものはないようです。

私は医者ではないので、診断はできません。あくまでクライエントさんの話を聴いて、そこから解決を見出すことを専門としますので、薬の専門家ではない私があまり薬についての具体的な話をむやみにすることはできませんが…。

話が長引きましたが、うつ病に対して薬を使わないで克服が可能なのかどうかという疑問についての私の考えをまとめると次のような言い方になります。あくまで私は医者ではなくカウンセラーです。勝手な個人の考えなのであくまで参考までに留めてください。

  • うつ病の薬を使わないでいいかどうかは、うつ病の性質による。

このように考えます。それはうつ病にも種類があり、遺伝的なものや明らかに脳の異常がみられる場合はやはり投薬治療は必要です。ましてやよくあるのですが、患者さん本人が副作用が辛いため、薬の量を自分で調整してしまうケースも非常に多いです。

挙句の果てには、患者さんが自分が欲しい薬をもらうために演技をして医者に薬を出させようとする人も決して稀ではないのです。こういった部分に薬の問題点と医者と患者とのコミュニケーション不足を感じます。

医者はこのことを知っているのでしょうか。患者さんは医者に心を開いていない人がものすごく多いですよ。本当に多いです。これはうつ病治療の大きな弊害です。信頼されてないんですよ。患者さんから。

薬の利点はあるにはある

精神が非常に不安定な状態で、薬を使わないでいたことで行動に問題が出てしまったケースも多々あります。薬は使い方次第という典型例があります。それは、ごく身近な薬として睡眠薬があります。眠剤に関しても、うつ病の初期の段階で有効な使い方をすれば、非常に効果的な場合があります。

うつ病患者さんのなかには、ストレスにより不眠になり、そこからパニック障害になったり、うつ病を発症したりする人が多いからです。

睡眠障害は非常にうつ病にはよくないことはあなたも聞いたことがあるでしょう。ごく身近な睡眠薬ですら、早い段階で使うことで有効なことが多々ありますので、薬は本当に使い方次第ということです。

そこはやはり医者の技量が非常に大事となります。それだけにドクターの判断力や責任は重大ですね。とはいえ、うつ病の根本的な解決に睡眠薬や休養という形をとっても、それは一過性の回復に過ぎない場合が大半です。

薬は対処療法にすぎない!

忘れてはいけないのは、あくまで薬は対処療法にすぎません。私の個人的な見解では、うつ病に使われる薬は、あくまで対処療法の一過性のものと考えています。薬でうつ病が消えるわけではありませんし、脳の機能が変わることもありません。

わかりやすくいうと、怪我をした時の痛み止めのようなものです。怪我が治らない限りは、延々と痛み止めを飲む羽目になってしまいます。それに近いものと考えます。ただの対処療法にすぎないので、問題の根本解決にはならないのです。

うつ病で非常に多いのが、一旦社会復帰した人がしばらくしてうつ病を再発させてしまうパターンです。ご本人は病院で薬の治療としっかり休養をとったことで、うつ病の症状が収まった状態(寛解)になり、職場復帰をしたわけです。

しかし数週間や数ヶ月ほどたった頃には、職場へ行くのが億劫になり、やがてはうつ病を再発してしまうパターンが非常に多いです。これは結局はうつ病を克服したわけではなく、薬によってうつ病モードから正常モードに一時的に戻っていたにすぎません。

多くの人が根本的な解決をされないまま、職場へ戻り、そしてうつ病が再発しています。こういった事実を見ると、うつ病の真の治療には薬だけは不十分とういことが明確になっているのではないでしょうか。

さらに本当にうつ病なのか、そしてうつ病のタイプはどのようなものなのか、正確に診断されているかどうかすら疑ってしまう人がいるのも無理からぬことです。その点も、うつ病治療の難しい点です。

現状ではやはり心理療法を活用しないと、うつ病はなかなか治らないのが現状です。幼少期からの認知の問題や温かい家庭で育っていない人ほどうつ病が多いというのは間違いありません。

場合によっては大きなトラウマや複数のトラウマを抱えているがために生きづらさを感じている人もそれなりにいるのです。そういった点ひフォーカスした治療をしない限りは、いくら薬を飲んだところで、休養をとったところでうつ病は治らないのです。

うつ病の最新の診断方法!?

なかなか国をあげての導入がなされませんが、うつ病の診断には次のような技術もあります。

最近では光トポグラフィーという近赤外分光法というのを用いて大脳皮質の血液量などを測定する機械を使って、脳の活性度を診断することができるようになっています。

これによって、ある程度はその人がうつ病なのかどうなのかを診断することが可能になってきています。安易に気分の落ち込みが激しいからといって即うつ病と誤診され薬を飲まされることは防げるかもしれません。

うつ病 診断

出典:http://miyuki-net.co.jp/jp/product/etg7100.htm

これがどこまで正確な診断ができるのかは、私は門外漢なのでわかりませんが、私のクライエントさんはこの装置を使ってうつ病の診断を受けたことがあるそうです。

どうも脳の血流パターンによって、健常者、うつ病、双極性障害、統合失調症などの特有のパターンを確認できるそうです。いわいる見える化をした診断装置のようです。これの診断があくまで正確なものであるならという前提になりますが、これの普及が医師のうつ病の誤診の防止には繋がるように思います。

とはいえ、私の考えでは、やはりうつ病は心の問題が大きく根ざしていることを実感しています。診断はできても、克服、治すということに関しては今現在ではまだまだ心理療法が重要です。

くどいようですが、その部分にフォーカスしない限りはうつ病の完全な克服は難しいのが現状です。

まとめ

  • うつ病は薬なしで克服は可能かどうかは、ケースバイケースである。
  • ある程度進んでしまったうつ病に関しては薬は必要かもしれないが薬だけでは治らない。
  • うつ病の克服には心理療法なくして真の改善は難しい。(筆者持論)

うつ病の患者さんたちの多くの悩みは薬漬けの生活を避けたいという思いが強いですね。副作用もありますし、これは本人ではないとわからない辛さです。これは本当にクライエントさんからも、よくお話を受けます。

あくまで薬に関してはドクターの指示に従うことが大事なことですが、ただくどいようですが、やはりうつ病の克服には心理療法が必要です。それはうつ病の人の多くが幼少期にどう生きてきたかのバックグラウンドの影響が圧倒的に強いからです。

ドクターにも簡単に薬の調整だけの治療で済ませないで、その部分に治療意識をもってもらいたいものですが現状は難しいようです。そういったこともあって、私のようなカウンセラーの出番があるわけですが。

関連記事:うつ病の治し方で自力では難しい理由!食事の効果はあまり期待できない

-うつ病

Copyright© ライフサイズ , 2018 All Rights Reserved.