うつ病と抑うつ気分の違い

うつ病と抑うつ気分の違い

あなたはこれまで病院や他の情報などからもうつ病の基礎的な知識に関してはご存知と思います。

ここではうつ病と抑うつ気分の違いについて解説いたします。意外とうつ病と抑うつ気分の違いを知らない人が多いのです。

このことをあなたがよくご存知であれば読み飛ばして頂いて結構ですが、念の為、確認がてら読んでいただければと思います。無理のない範囲でしたら是非読み進めてみてください。

うつ病とは

うつ病は誰もがなる可能性のある病気です。ストレスや何らかの原因により、気分が落ち込む状態が長く続き、それがなかなか回復しなくなる状態をうつ病と一般的にはいいます。

一般的にはうつ病は気分の落ち込む状態が回復しないことをいいますが、真のうつ病は違います。

本当のうつ病は非常に強い抑うつ症状や、恐怖とも不安ともいえない嵐のような感覚に襲われる大うつ発作ともいわれる症状が出ることがあります。

この大うつの状態がくると、人は正気でいられなくなりパニックに陥ることもあります。通常の抑うつとは違い、生活に著しい影響が出ます。

この大うつがなくても、気分の落ち込みが回復せず、悪化すれば仕事も手に付きません。常に恐怖や絶望感に襲われる人もいますし、良いことがあっても気分は明るくなれません。

脳の伝達物質に異常がある場合は薬物療法が効きやすい特徴があります。とはいえうつ病は薬物療法だけではなかなか良くなりません。

抑うつ気分とは

抑うつ気分とは気分の落ち込みのことです。ストレスやいじめ、パワハラなど何かきっかけがあって、その影響で落ち込む状態が続いていることが多いです。

ただ気分の落ち込みの持続性はそれほど長期間ではなく、徐々に軽くなります。仕事や趣味などに集中すれば気が紛れ、楽しい会話があれば笑うこともできます。

現実的な考えはできますので、仕事にも比較的行くことができます。脳の伝達物質にも異常がないので、薬物療法はあまり効果がありません。

<うつ病と抑うつ気分の違い>

うつ病 / 大うつ病性障害 抑うつ気分
落ち込みの症状 強い 弱い
日常生活 手に付きにくい・できない 仕事に行ける・影響は弱い
きっかけ はっきりしない 明確な原因が理解できる
周囲の理解 理解されにくい 理解できる場合が多い
自殺 考えることがある 大半は考えない
気分の変化 よいことがあっても笑えない 楽しいことがあれば笑える
持続性 長期間続く 徐々に良くなる
妄想 妄想や想像が非常に多い 現実的
恥の概念  強い それほどでもない
掲げる理想  高い それほどでもない
思考パターン 過去ばかり考える 過去も考えるが今や未来も少しは考える
薬の効果(抗うつ薬) 効きやすい ほとんど薬は効かない

これはあくまで特徴をまとめたものですが、うつ病と抑うつ気分の境界はあいまいで、微妙な状態の人もいます。

あくまで傾向という点で参考としてください。

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