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うつ病だと決断ができない?2つの理由と楽になる考え方

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うつ病を患ってしまう人は何かと決断することが苦手な人が多いです。あなたはいかがでしょうか?

何か決断をする際に、いつも迷ってしまうことはありませんか?うつ病の場合、大きな決断は避けましょうといった言葉をよく耳にします。

その真意はどこにあるのでしょうか?今日はうつ病と決断について私の考えをお話したいと思います。

なぜうつ病だと決断ができないのか?2つの理由

まず最初に、あなたが決断できない性格だとしたら、決断できない自分を卑下することはやめておきましょう。

あなたにとって無理からぬ理由があなたの中にあるのです。自分の人格を否定する話ではありませんので、勘違いしないように気をつけてくださいね。

人間は日常生活の中で決断することが沢山あります。私達の生活の何気ない行動も実は脳は決断をしていることが大半です。

例えば、朝に目が覚めてから、起き上がるのも、歯を磨くのも決断をしています。小さなことから、大きなことまで人は毎日決断をいくつもしているのです。

うつ病のクライエントさんを沢山見ていると気づくことがあるのですが、大半の方はいつも決断に悩まされています。

その理由には大きく2つあると私は考えます。

うつ病患者さんの決断が難しい理由1 脳疲労

まずそもそもうつ病になってしまうということは、ある意味脳がひどく疲弊していると私は考えます。常に周囲の様々なことに意識を向けていて、自分のマイナス面などをうつ病は意識させることが多いので、脳がストレスやプレッシャーで疲れてしまっているのですね。

うつ病になった場合は、真っ先に休みましょうというのはそういう理由があります。その場の環境を変えて、脳を休めることが最初に求められる治療の第一歩になります。何か大きな決断をするということ自体にすごくプレッシャーが係るもの。

ただ決断することが全ていけないという話ではありません。会社へお勤めしていたり、家庭で主婦をしていたりしても、「休む」という決断は必要です。

上司に相談したり、ご家族に相談したり、病院に通うことだってそれなりに大きな決断です。

しなければいけない決断というものはどうしても避けて通ることはできません。疲れたら休むのが自然の摂理です。そのための決断はやはり必要です。

そして脳疲労の原因には次の理由がとても深く関係しています。

うつ病患者さんの決断が難しい理由2 他人軸で生きている

その他に決断ができない理由というものがあります。それが他人軸で生きている人です。うつ病患者さんに圧倒的に多いこの他人を軸にして生きている状態。

もう少し分かりやすく例えると、「自分を取るか、他人(仕事)を取るか天秤にかけている状態」です。

本音は嫌なのに、自分を犠牲にして他人の意見を尊重しすぎたり、忖度しすぎたり、他人の目を気にし過ぎていたりしている場合に決断がとても難しくなります。

うつ病といいますか、アダルトチルドレンの方に多いのですが、どちらか2つの選択肢があったとすると、そのどちらも決められない人がとても多いように思います。

仕事へ行くのはストレスが強くて嫌。でも仕事を休むのも会社に迷惑がかかるから嫌。そういった葛藤を抱えて生活している人がとても多いのが現状です。

自分を大切にすることを優先できる本来あるべき状態であれば、当然仕事へ行くのはストレスがかかるので、休むか転職するのか、あるいは他のライフスタイルを探すのか、何か自分をより良くする方向性を探るのが一般的ですよね。

でも自分を好きでない、あるいは他人軸で生きてしまっている人にとっては、本音は休みたい、でも人に迷惑がかかったり自分の評価が下がることは絶対に避けたいという思いが強い。

そのために決断にものすごく苦しむ人が多いのですね。結果的に脳疲労にも繋がっていきますので、そこからうつ病を発症してしまう人も多いのです。

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その原因は物事の捉え方、完璧主義、自己肯定の低さにある

まず脳疲労がとてもひどい状態にあればその場合は、即休める環境を作ることが必要です。脳疲労があるかどうかは自分で頭が疲れているかどうかで判断してください。難しい場合は専門家へ相談してくみてください。

休むことに対して抵抗なく決断をし、会社を休職したり、同僚や上司や家族に助け舟をだせる人はそれで大丈夫です。ただそれができない人の場合は、やはり問題の本質は他人ではなく、自分の考え方に原因があります。

脳疲労とは別に決断が常にできない人を観察していると次の傾向が見えてきます。

  • 物事の捉え方
  • 完璧主義
  • 自己肯定感の低さ

物事への捉え方(認知のズレ)

物事の捉え方というのは、誰にでも多かれ少なかれ差がありますよね。認知のズレともいいますが、「会社を休むことは悪いこと」と思っている人はやはり会社を休むことはできませんよね。

でも私個人の考え方を言えば、会社を休むには正当な理由があります。うつ病で治療が必要だったりストレスで限界を感じていたりすれば、それを放置しておくことの方が仕事の質が下がり、会社に迷惑がかかってしまいます。

仮にパワハラを受けていたりすれば、それは会社に責任があります。こちらの責任ですらなくなってしまいます。そう考えれば会社を休むことは悪いどころか必要かつ正当であり、長い目で見れば会社にとっても自分にとっても有益なことなのです。これは情緒的思考ではなく、論理的思考を優先した適切な考え方です。

要は物事は捉え方で全く違ってきます。認知を変えていくためには、いろいろな見方があることを学ぶことも必要です。それによって、自分の今までの考え方のズレに気づいて、人生を大きく変化させることに気づく人が沢山います。

完璧主義

完璧主義の人は人に弱さを見せたくない、自分が仕事を休むと評価が下がる、人に迷惑をかける自分は嫌いだから絶対に避けたい。そういった気持ちが強いために仕事を休むことができない人もいると思います。自分の理想がものすごく高いことが原因です。要は無理をしているのが完璧主義です。

完璧主義が根付いてしまっていると、常に無理をしていますから、物事の決断は常に、自分の理想と照らし合わせることをベースに決断するようになります。たとえ自分が辛かろうが、理想を優先してしまい心はどんどん疲弊していしまいます。

減点方式の生き方から加点方式の生き方に切り替えることが必要です。

関連記事:完璧主義の治し方!たった1つのこの考え方を取り入れよう!

自己肯定感の低さ

自己肯定感が低いというのも総合的に影響しています。人が幸せになるための根底の部分が自己肯定感です。自分のことが好きではない、あるいは自分のことを過小評価してしまい、本人はそれが謙虚であるとすら勘違いしている場合も、決断することにストレスを感じてしまう人が沢山います。

決断する際に失敗したらどうしようといった不安や決断にいつも疲れているので、もう良いイメージが湧かない人もいます。

そもそも自分は良くも悪くもこれが自分なのだからこれでいいんだといった良い開き直りの気持ちがあれば、結果オーライで楽になるのですが、完璧主義や自己評価が低いためにとてもそうは思えないのです。

関連記事:自己肯定感を高める方法として大事な4つのポイント!

自分を気にしすぎているから他人が気になる

あなたが思うほど周囲は良い意味で無関心です。私も昔は非常に周囲を気にする性格でした。しかし、よく考えてみたら、私が思うほど周囲の人は私を見ていません。みんな自分のことで精一杯です。ですからあなたも他人や自分を意識しすぎるのではなく自分のことをただ大切にしてほしいのです。

私の場合、周囲をよく観察することで、私が一番自分のことを変に気にしていることに気づいたのです。そう思ったら、段々と「周囲は私を誰も見ていないから、気にしなくていいや」という意識が基本となりました。

このマインドを習慣的に意識するようになり、口癖ぐせのように「周囲は大して私を見ていない」というと口ずさむようになり、変なコンプレックスも気にしなくなったことを覚えています。

周囲が自分を見ていないというのがとても寂しい、辛いと思うなら、かなり自己肯定感が低いもしくはアダルトチルドレンの影響が強いのかもしれません。

あなたは自分で自分のことを大切にしていると言えますか?もし言えないのであれば、大切にしてあげてください。他の誰でもなく自分だけは自分のことを大切にしてあげてください。

関連記事:うつ病の原因とアダルトチルドレンの関係

どのような決断も全て正解に繋がっている

決断に迷う人は常に後悔したくない思いが強い人です。

決断というものはトレードオフです。どちらかを選択すれば、どちらかを切り捨てることはどうしても出てきます。

人生はあちらを立てればこちらが立たずの繰り返しなのです。でもそれを予め受けれ入れてしまえば、人生はそんなに悪いものはありませんよ。あなたはどちらも切り捨てたくないという完璧主義が強い人でしょうか。

その場合、今の決断が将来を全て決めてしまうと考えないでください。人生は不思議の連続でもあるのです。

自分の決断は常に正解に繋がっていると考えるようにしてください。例えば会社をうつ病でやめてしまったことをあなたは後悔するとします。

しかし治療をしてうつ病が良くなって新しい職場へ転職したとします。そこで素晴らしいパートナーと出会ったり、新しい仕事が前以上に自分に向いていることに気づいたりするかもしれません。

休職中に自分のことを見つめ直し、本当に自分のしたいことに気づくきっかけになることもあります。人生は不思議なことが沢山あるのです。

つまり今の決断が1ヶ月後は後悔に変わっても、1年後は超ハッピーに繋がっていたりするのです。決断したことの結果は一見悪いように見えても、その先の幸福に繋がっていることがよくあるのです。

まとめ

  • うつ病だと脳疲労により決断が難しい場合がある
  • 疲れたら休むことが自然の摂理
  • 物事への捉え方や完璧主義や自己肯定感の低さが決断できない原因の場合も
  • 周囲はそれほど自分には注目していないもの
  • 自分の決断は長期的には正解の場合が多いと考える

うつ病だと決断が本当に疲れるものです。何より休むことが先決です。休むための決断が迫られている場合はそれを素直に受け入れて自分を大切にすることに優先順位を持つようにしてください。

あなたは思慮深くて常に周囲に意識がいく性格かと思います。 あなたが他人の人生を意識する必要はありません。

必要以上に人に配慮することはそもそも良くありません。 人は誰もが自分の人生を自分で決めていく責任があるからです。

これをきっかけに決断で苦しむあなたが今よりも少しだけでもいいので楽になってくれたら私も嬉しいです。

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