
私のところにも出社できずに休みがちになって相談に来られる方がよくいます。
人間、仕事をしているとストレスが溜まるものです。それも膨らんで大きくなれば仕事にも行けなくなります。私も昔沢山経験しました。^^;
昔はよくサザエさん症候群になったものです。日曜の夜、サザエさんの時間になると翌日の出社を思い出して憂鬱にな気分なるアレのことです。
あれは辛いですよね。逆に金曜日の仕事終わりの開放感ときたらパワー全開の気分でした。思い出しますね。
今日は出社拒否になっている方の心の状態や簡易チェック、そして、この先にどうすればよいのかについてもお話します。
目次
出社拒否症とは
そもそも出社拒否症とはどんなことをいうのでしょうか。
出社拒否症とは身体的な病気はない状態で、会社に出かけることができない状態のことと一般的にはいわれています。病気ではなく症状という見方もできますが、放置しておくと引きこもりやうつ病にまでつながってしまう可能性があるので、あまり楽観視はできません。
早い段階で問題の解決をして、社会復帰することが望ましいものといえます。周囲の心配から、ご家族がカウンセラーに相談に来ることもしばしば。
特に30代~50代のやや男性に多い印象です。
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出社拒否症のレベルチェック
まずはあなたが出社拒否になりやすいのかどうかをチェックする簡単な指標を見てみましょう。
現在、出社できていない人は、出社拒否症といえますので、回復するためにもカウンセリングを受けていただきたいのですが、仕事へは行けている段階でストレスを受けている場合は次のチェックを参考にしてください。
次の項目に当てはまっていれば出社拒否になってしまう可能性が高くなるので、チェックしてみてください。
これはあくまで簡易的な私が考えるチェック項目です。参考程度に留めてください。
- 最近、仕事で出世をしてプレッシャーがある
- 職場の部署を移動したが馴染めない
- もともと周囲に溶け込めない方だ
- 人から頼まれごとをすると断れない
- 上司のプレッシャーを感じる
- 仕事にやりがいを感じない
- 仕事中にぼーっとしてしまう
- 朝起きるのが苦手
- 休日に入ると開放された気分になる
- 寝付きが悪い(不眠気味)
- サザエさん症候群を感じる
この中で、3つ該当するものがあれば、出社拒否症になりやすいのではないかと予想できます。6つも当てはまっていれば、すでに何らかの症状や出社拒否傾向があるのではないでしょうか。
では次に、出社拒否症になる典型的なパターンがありますので、確認してみましょう。(例外もあるので、誰にでも当てはまるものではありません)
出社拒否症になるパターン
出社拒否症になる人には典型的なパターンがあります。例外もありますが、次のようなパターンに陥っている場合は対策が必要です。
- 出世や人事移動がきっかけとなる場合
部署を移動になったものの新しい環境に馴染めなかったり、出世して責任が加わり、それがプレッシャーとなってしまい出社に抵抗を感じてたりしているパターン。
相談できる相手がいなかったり、内気な性格で周囲に馴染めなかっったりすると、仕事への抵抗が増えてしまい出社したくなくなります。無理もありませんよね。
夜更かしが増えたり、朝起きると憂鬱な気分になり、最初は体調不良を理由に休んでしまうんです。私も経験があるのでとてもよくわかります。
あの憂鬱感というのは嫌なものですね。
- 仕事のプロジェクトの責任
任されたプロジェクトがうまく進まず自分の中でプレッシャーが大きくなり、それに耐えきれずに出社ができなくなることも。周囲にサポートしてくれる仲間がいればなんとかやれるのですが、それがないとストレスが溜まり焦りも増える。
実際に頭痛や腹痛、吐き気など、強いストレス症状が出て出社できなくなっている方もいます。
学生の時に、登校拒否の児童が腹痛になるのと同じような症状です。ストレス症状が肉体に表れている顕著な状態です。早急な対策が必要です。
- 会社での苦手な人物やパワハラの影響
人間、合う合わない、性格が良い人悪い人、いろいろあります。大抵の場合はコミュニケーション不足が原因ですが、苦手な人物や場合によってはパワーハラスメントが原因となって出社拒否症になることもあります。
アルバイトであれば、簡単に仕事を辞めれば住みますが、就職となると、ましてや家族を養っていかなくてはならない立場だとおいそれと仕事をやめるわけにもいきませんよね。
- 苦手な顧客対応の影響
苦手な顧客との対応が多いとストレスになり、それが原因で出社できなくなる場合もあります。営業職の方には特に多いのではないでしょうか。
顧客からの無茶振りが多いと、それに振り回されてしまい疲れてしまい出社困難になることがあります。
これらのパターン以外にも何らかのストレス、生きがいのなさ、栄養不足からの体調不良など、多岐に渡って可能性がありますが、概ね上記のパターンがよく見られる傾向です。
出社拒否症の解決方法には2つのアプローチがあります
問題解決をしてく前に一つ質問があります。あなたはひょっとして、今の自分を弱い情けない人間だと責めていませんか?
私も同じような経験があります。仕事ではいろんな人がいますし、いろんなプレッシャーや責任がかかります。それは無理からぬ事。自分が弱いせいでこうなっているというのは違うと思います。
むしろ、自分はここまでよくやっていると認めてあげてくださいね。
出社拒否症の解決方法にはシンプルに2つのアプローチがあります。
1.現実的な問題
単純に、仕事のスキルが足りなくて職場についていけないのであれば、スキルアップをするか、スキルアップができるように周囲にヘルプを出すことが大切です。
言いづらいなら、味方になってくれる上司や同僚に相談ができると一番です。自分が困っていること、悩みを打ち明けれれる人は、問題と向き合う人と思われて逆に信用されます。
周囲を味方につける工夫ができると楽になります。
このように現実的な問題であるならば、現実的にどうすればよいのか問題をピックアップして解決してくことが肝要です。
2.心の問題
スキルや目に見える現実的な問題でないとすれば、心の問題ということになります。自分がそういった症状、状態なんだという認識をすること。そしてそれを回復に向けて行動しようと思うことが大切です。
心が疲れて擦り切れている感覚があるなら、まずは一旦休んでください。身体的な症状が出ていれば、心療内科を受診することも時に必要かとは思います。
ただ心の問題であれば薬だけで出社拒否症は良くなるとは私は考えません。
精神の状態が著しく悪ければ短期的にはお薬は有効ですが、根本的な解決には向かないので覚えておいてください。繰り返しますが、ただ治療に向けて積極的な意識は持った方が問題解決には近道です。
しかし人間とは不思議なもので、同じような環境でも、出社拒否症になる人とならない人がいます。
その違いは何だと思いますか?
それは心のリミッターの影響です。
心の問題であれば、自分がどのような人物なのか、自分にかかっているリミッター、そこを知ることから始めなくてはなりません。心にリミッターが掛かっていると、自分の本領を発揮することができません。
そのリミッターが何なのかを見つけて解除することが重要なんですね。心のリミッターについて知りたい方はぜひ私のメルマガに登録していただければと思います。
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