あなたは怒りっぽい性格ですか?
怒りっぽいと、生活の中で様々な損をしてしまいます。
誰かに怒りを頻繁にぶつけてしまえば、当然人間関係が悪化します。
誰かに怒りをぶつけた後に罪悪感を感じる人も少なくありません。
怒りとは、良くも悪くも自分の存在や価値観を侵害されたと感じた時に発動する反発の感情です。
怒りを持ち続けるとそれは心に蓄積していきやがては我を忘れるほど攻撃的になったり常に発する言葉も怒り口調になります。
怒りが沸くと、その瞬間からアドレナリンなどのホルモンが90秒ほど出ます。
なので怒り続けるリミットは長くて90秒ということです。
もしあなたが90秒以上怒りを持ち続けているとすればそれは、何らかの理由があって自分で怒ることを選んでいる状態です。
その怒りは本当に正当な怒りですか?
何を守るための怒りですか?
正当な怒りならそれはそれで良いです。
しかし頻繁に怒っているなら、おそらくそれは正当な怒りではありません。
そこはやはり、一度自己観察をしてみる必要があると思います。
因みに「怒り」などの感情や仕組みについて解説しだすと、とてもここでは書ききれません。それぐらい怒りにはいろいろなものがあると思っておいてください。
ここでの情報はごく一部になります。
各投稿すべてに言えることですが、ブログの情報は断片的なものです。
いわばパズルのピースと同じです。
その点をご理解いただいてお読みいただけると幸いです。
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Toggle怒りにくくしていくコツ
怒りが多い人は、基本的に我慢が多い人です。
あなたは人に頼ることができますか?人に頼れない人ほど我慢が増えていき、そのフラストレーションが怒りとなって爆発します。
「わたしはこんなに我慢しているのに、なんであの人は自分勝手にやってるの?」
なんて思うと怒りがふつふつと沸いてくるでしょう。
あなたが我慢していることが多いなら、それだけ誰かの負担を背負っているかもしれませんね。
であれば、あなたもたまには誰かに荷物を背負ってもらいましょう。
そうすることで、心の負担を減らすことができ、怒りも減っていくかもしれません。
そこを避けたいプライドや維持があるとすれば、それはメンタルに大きな課題が隠れている証拠です。
そこはカウンセリングなどを受けて、ご自身がなぜそうなっているのかを見つけることが怒りを減らすカギです。
人に頼れないというのは、人生において多大な苦痛を生みます。
人間は一人では生きていけません。頼ること、時に甘えることは決して悪いことではありません。
むしろ相手にとっては嬉しいことである場合も多いのです。
そこに気づくために考えてみてください。
そして時間的ゆとりを確保しましょう。
自分の時間的ゆとりを確保することが、怒りを鎮めていくための基本です。
この様に私がオススメすると、多くの方が次のように仰います。
「そうはいっても、そんな時間的余裕は私にはありません」とまあ、この様な感じです。
結局、言い訳をしてしまえば、それはどうしようもないということになります。
やりくりをするのは、やはり良質な生活を築く上では欠かせません。
そこを放棄すれば、それはもうあきらめるしかなくなってしまいます。
そこを何とか捻出できないか、誰かに負担を背負ってもらう必要があるのではないでしょうか。
怒りが溢れ出ているのは誰かに助けてもらう必要がある証拠かもしれません。
あなたの捉え方は大丈夫ですか?
怒りっぽい方に多いのが「捉え方」に偏りがある場合です。
同じようなシチュエーションでも怒る人と怒らない人がいますよね。
例えば、レストランで店員さんに水をこぼされたとしましょう。
そこで目くじら立てて怒る客もいれば、「大丈夫だよ」と優しく労ってくれる客もいます。
この違いは何でしょうか?
それが捉え方の違いです。
厳密にはもっと専門的に分解できるのですが、ややこしくなるのでここでは割愛します。
人は捉え方で人生が決まるというのが私の持論です。
この事例の場合、水をこぼされたお客が被害者意識を持てば当然怒りが湧きます。
逆に誰にでもこういうミスはあるよなと、相手目線に立てる優しさや余裕があれば怒りは湧きません。
もちろん、事と次第にはよりますよ。
とはいえ、この捉え方の差はあらゆる出来事で繰り返され、それが人生に累積していきます。
もし捉え方にズレがあるために人生が暗いものになっていくとしたら、もったいないと思いませんか?
これぐらい捉え方の癖によっては人生を左右してしまうため、私のカウンセリングでも必要な方には捉え方のトレーニングをして頂くことがよくあります。
あなたの捉え方は健康的ですか?
怒りの原因は目の前の出来事とは限らない
怒りの原因は目の前の出来事とは限らないことがよくあります。
例えば、政治に対して怒りをぶつける人の中には、実は自分の才能を活かせず思ったように人生がうまくいっていなため、怒りを政治にぶつけている人がいます。
職場でどなりちらす上司を調べていくと、実は出世できない焦りやプライベートがうまくいっていないことを職場でぶつけている人も。
他にも、子どもに怒ってばかりの母親を調べていくと、自分の時間が少ないため余裕がない場合あれば、もっと根深い部分として自分が小さいころ、母親に甘えることができない幼少期を過ごしてきて、そのしわ寄せとして親への愛への渇望やフラストレーションが子どもに向かっているなんて場合もあります。
この様に、あくまで目の前の出来事は単なるトリガーとなっているだけで、怒りの根源は別にあることは珍しくないのです。
世の中には怒りを爆発させてしまった人による事件なども沢山存在しています。
その根底には、実は悲しみや寂しさ、苦痛などの感情が原因になっていることが多々あるのです。
怒りが出たときは怒りに気付いて6秒経つのを待ちましょうといったアンガーマネジメントがありますが
ああいったアンガーマネジメントは対処法でしかありません。
怒りを溜め続ければ結局は爆発してしまうので根本解決をした方が良いです。
あなたの幼少期はどのような子として過ごしてきましたか?
親との関係性は大人になってからも影響することが少なくありません。
今の自分がなぜそうなっているのか?
その真の原因を突き止めるだけでも、自分の正体の一部が分かり心が変化する土台となり、怒りの調整ができてくるものです。
自分で処理できないイライラは放置しないことです。
一人で抱え込まず専門的な心理カウンセリングなどのサポートを定期的に受けると解決が早いです。
怒りが多い方は、脳科学的な心理療法を受けて頂くことで怒りを大幅に減らすことが可能です。
人間関係に大きな影響が出る前にご相談ください。
「怒りとは酸である。注ぐ相手より、蓄える器をより侵す」
マーク・トウェイン
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