
あなたは自分のことを大切に思えますか?
自己肯定感が低いと、気分が落ちます。自分のことが嫌いな気持ちが増えます。今日は自分を大事に思えない場合に意識してほしいことを伝えます。
目次
自己肯定できないなら言葉を大切にすること
自己否定が強い人の場合、自分を肯定し自分を好きになろうとしても、そうそううまくはいきません。
なぜなら、自分の理想と今の現実のギャップが大きいからです。自分にとって無理のある高い理想に気づき、そのハードルを現実的な高さまで下げる必要があります。
そのためには、自分の今の弱さを認め受け入れることをしなければならない。それが難しい人はどんどん自己否定が強くなってしまう。
どうしても自分を肯定することが難しいのなら、まずは「言葉」を大切にするようにして欲しい。私がクライエントさんにはいつも語っていること。
誰でも自分の口癖には気づいていない
あなたは自分の口癖に気づいていますか?
自分が普段、どのような言葉を頻繁に発しているのかは、誰しもなかなか気づけません。もちろん、私もそうです。
なので、普段から自分の口癖を意識して、先程までどんな独り言を言っていたのか、自分を観察することが必要です。それが難しいなら、自分の身近な人に確認をすると良いでしょう。
あるいは、ボイスレコーダーを活用するのも一つの方法です。
思いのほか、私達は普段からマイナスの言葉をよく発しています。脳は基本的には主語はあまり認識しません。あなたは普段他人の悪口、もしくは自分へのダメ出しをしていると、全てを自分の事と脳は認識しやすい傾向にあります。
つまり、マイナスの言葉を他人や自分に関係なく発してしまっていること自体が、セルフイメージを下げてしまう行為なのです。
そういった理由があるので、自分の口癖に気づいて、発する言葉の質を変えていくことが大切なのです。ある意味で口癖は催眠術や洗脳のような効果があるのです。口癖の質が悪いと自分をどんどん不幸にしてしまうのです。
ですから自分の事があまり肯定できなくても、発する言葉はできるだけ気をつけるようにしましょう。特に次の言葉を発していないか、チェックしてください。
セルフイメージを下げる言葉
セルフイメージを下げる言葉としては、基本的にネガティブな言葉なら全てなのですが、特に以下の言葉を発する人ほど幸せとの距離が遠くなります。
絶対
「絶対」という言葉をよく使うのは禁物です。世の中に絶対といえることは殆どないのが現状です。世の中にはまさかということがあります。
セルフイメージが低い人はよく「絶対あの人はそうに違いない」という言葉を頻繁に使います。明確な根拠があるなら、この場合は絶対と言っても成立します。誰の目にも明らかな圧倒的な根拠があるかどうかです。
しかしいかに確率が高くても未確定であることに対して絶対というのは決めつけであり傲慢です。この傾向が多い場合は、間違った思い込みから怒りや絶望に取り込まれやすくなるので危険な思考です。
不確定であり根拠が曖昧なら、決めつけない客観的な視点を持つことを心がけてください。そのセンスを持っていることが自分を見失わないことに大きく繋がります。
~するべき ~しなければならない
「~するべき」や「~しなければならない」という言葉を頻繁に使う人も注意が必要です。こういった思考を「べき思考」ともいいます。
べき思考が多い人は、自分の本音を押し殺して生活してしまいがちです。人間は本人がしたいように、ある程度は自由にしていくことが自分らしさに直結しているわけです。
建前と本音がどれだけ一致しているか、この「自己一致」(じこいっち)ができるだけマッチしている人ほど幸福度が高いのです。
この場合、自分は本当はどうしたいのか、それをするためには何を捨てて、何をすれば良いのか。そういった高い視点から自分を眺める思考が必要です。
安易に「意見を通せば自分のわがままになるから我慢しなければならない」と言い聞かせ抑圧してしまうと、いずれそれが溜まりに溜まって爆発を起こします。
それが怒りになったり、ストレスで倒れたりすることに繋がるのです。「自分が我慢すればこの場は収まる」そんな考えはとても危険です。自分だけが背負い込むのではなく、みんなで相談し負担しあうことこそ「しなければならない」ことではないでしょうか。
そこを面倒に思ったり、相手を不快にさせたくないから言えないという理由は、それは裏を返せば自分の事がかわいいと言っているようなものです。自分を大切にする本質はそうではないと思いますよ。
たとえ自分が嫌われても、それが相手のためになるのなら、それが全体のためになるのなら、時に厳しい発言や行動をすることこそ相手や自分を大切にする行為と私は考えます。
とはいえ、いきなりはちょっとハードルが高いですよね。それもわかります。^^;
あくまで焦らず段階を踏んでいきましょう。
でも
「でも」という言葉を使う場合、ネガティブな意味で「でも」と使うならセルフイメージがどんどん下がっていき他人からの評価もだだ下がりになるので注意が必要です。
Aさん「人間だもの、そういうこともあるさ。次に失敗しなければいいんだよ。」
Bさん「でも、あの失敗がなければこんな思いはしないで済んだのに…」
上記のような場合、Bさんの会話の末尾がマイナス感情で終わっていますね。こういった「でも」を使ったBさんの会話はAさんにも嫌な気持ちを与え、自分にも過去という鎖に自分から繋がりに行く危険な言葉です。
でもを使うなら、使った後の言葉は前向きな言葉に締めくくるようにしましょう。どうせポジティブな言葉とネガティブな言葉をいうなら、最後はポジティブで締めくくる癖を付けた方がいいですよね。
どうせ
「どうせ」という言葉。これは拗ね(すね)の感情表現です。
「どうせあの人は金持ちだから…」
「どうせ自分には無理ですよ…」
このような発言は拗ねている感情表現を自分に与えてしまうので、どんどんセルフイメージが下がっていきます。私はこのような傾向の人を「スネちゃまタイプ」と呼んでいます。
大切なことは、ここから自分はどうするのか、そこにフォーカスすることです。
拗ねても現状は何一つ変わりませんよね。そんな気分に浸っていることはとても無駄な時間です。あなたの本来の目的は別にあるはず。自分が本当に行きたい目標はどこなのか、この「どうせ」という言葉が出てきた時には本来の自分の目標を思い出してください。
無理
「無理」という言葉。
この言葉を頻繁に使う人も幸せとは縁遠くなっていきます。上記にも記しましたが、特に次の言葉とコラボすると自分への反動がとてもマイナスに大きくなります。
「どうせ無理」
これは危険な言葉です。なぜなら、これも他の言葉と同様に挑戦する意欲を全て奪う言葉だからです。
物理的に無理なことは世の中には山ほどあります。そういった場合以外で「無理」という言葉を発することはセルフイメージが下がります。
明らかに高すぎる常識はずれな目標や、自分の特性を無視した設定なら、それは確かに無理でしょう。
しかし現実的な可能性があるにもかかわらず、無理といって片付けてしまうのは、自分の可能性を消してしまうことになってしまいます。人生は小さな挑戦をゲーム感覚でクリアしていくものです。
それが楽しいのであり、成長であり、その姿勢が周囲の人から愛されるあなたの魅力になっていくのです。
脳は無理という言葉を重要視して意識づけしてしまうために、自分は基本的に何をやるにも難しい人間だという感覚だけが植え付けられてしまいます。ですので何でも感でも「できる」というのも問題ですが、やたらと「無理」という言葉を使わないようにしてくださいね。
ここで忘れてはいけないこと
ここであなたに忘れては欲しくないことがあります。それはあなたが仮にマイナスの言葉を発していたとしても、それはあなたの人間性に落ち度があるということではありません。
あなたが使っていた言葉が悪ければ、それを変えれば良いだけのこと。着ていた服が汚れていたら、自分を責めますか?ただ服を洗うか、新しい服に着替えるだけですよね。
あなた自身を変えるわけではない。服を洗うか、着替えるのか、行動を変えるだけです。
言葉もそれと同じです。あなた自体に根本的な問題はありません。言葉を意識して変えるだけのことです。言葉遣いが変わってくると、自分の思考や行動までもが変化していきます。これは私が保証します。
引いては周囲にその変化が伝わり、周りの目も変わっていきます。こういった根拠があり、私は多くの人に言葉を大切にするように伝えているのです。
自分がどうも幸せでないと思うなら、幸せになった結果、言葉が変わるのではなく、言葉が変わった結果、幸せになると理解してください。あなたがこれまでうまくいかなかったことには原因があります。
物事への取り組みに関して、順番を変えてみることが大きな変化を生むことはよくあることです。
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